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さとこ、テンションあがりすぎ。
里の母が、自分が通い始めた音楽院に三線科ができるから、きちんと指導を受けたら?一緒に通わない?と誘ってきた。

「ほら、あの女の人。紅白に出て、今、子供さんができて子供の歌うたってる。あんなふうにできたらよくない?」

夏川りみさんのことですか。
プロの方を比較対象にしないでください。


遊び三線なら、けっこう楽しくやっております。


わたしは工工四が読めない(覚えようとしないだけなんだけど…)。
CDを聴いて音をとるだけ。

でも、知識として身につけたい気持ちは、かなりある。
好きなことは、なんだって知りたいもんね。
どの曲のあとにチラシにはこの曲が入るよとか、時代背景やその曲の考察とか。
大阪や東京まで習いに行ければいいけど、まず平太鼓と締太鼓を覚えたいし。

と思っていたから、かなり関心大。


沖縄民謡は、その唄の歌詞の意味や、『沖縄らしい唄い方』重視。

流派に所属する研究所とか保存会では、それぞれにその唄に対しての見解があり、師匠から弟子へとその考えを受け継ぎ、伝統を守ろうとする。
流派に属すると、沖縄らしい節回しや発音などを細かく指導され、確実に唄は良くなる。
独学では身につけることのできない沖縄の音楽の本質を教えてもらえる。


ポップスだけがやりたいなら、他の楽器も知っている方がアレンジ自在だけどね。
うちなんちゅの前でも堂々と唄えるくらいになりたいと思ったら、流派の門を叩いてみなくては。

やっぱ、焼き飯とチャーハンの違いぐらい、ギブソンとグレコの違いぐらい明らかだもんね。


沖縄料理屋さんの三線サークルでも、コンクールを目標にするから、「新人賞」「優秀賞」「最高賞」の課題曲をやっている。


沖縄民謡のコンクールは、最近では沖縄県以外の人にも門戸を広げようという動きがあるらしくって、内地での開催を設定している会や、初級者に限ってビデオ撮影によるエントリーが認められる会も。

沖縄古典音楽にもコンクールがあるけど、敷居が高すぎて、はなから手が出るわけがない。


芝居にかかわるものや大衆民謡、お座敷歌謡、流行歌。
習えるなら、とりあえずなんでもいいよーん。

座開きの曲やカチャーシーはすぐに役に立つ。
まずは工工四でちゃんと覚えて、どーせできないから自分流に弾き崩したい。

結婚式用に、『かぎやで風』ができるようになりたい。
肝がなさ節や、かりゆしの夜、祝節や固節、なりやまあやぐはそれっぽくはできても、やっぱし、憧れは、かぎやで風でしょ。


八重山民謡か?
八重山なら、ウティナン・スサナンの歌唱法を習える?
『月ぬ美しゃ』大好きだけど、唄者によってみんな変化の仕方が違うから、手をだす勇気がない。

トゥバラーマだって、ナークニーだって、遠い存在。
せめて、門の表札くらいのところまででも覗いてみたい。


琉歌の講義もあるのかな?

元々、じゅり小から広まった三線であるわけだから、個人的には、わたしはけっこう燃え盛る情念を秘めている歌詞の曲を歌いたい。
赤山とか、軍人節とか、西武門節とかね。

『19の春』も、本当は奄美の朝崎郁恵さんのように歌えるようになりたい。
70年以上の齢を重ね、数々の苦しみを乗り越えて身が風と変わったかのように、深くて枯れた錆色の声。


沖縄バンドは、呼んで下さる方の趣旨や意向に見合った選曲重視で、お客様に楽しんでいただきたいという大前提があるから、なるべくメジャーだったり、リクエストを受けたり。

だから、反対に、ぱにーニィとの演奏は、自分が伝えたい気持ちを表現できたらいいな。

両方使い分ける程度の技術がついたらヨシッてぐらいでいいの。


うちなんちゅの先生なら、しきたりとかうちなーの常識とか面白い話がいっぱい聞けるかも?
ないちゃーでも、西村豪さんみたいに、わかりやすく丁寧に教えて下さる先生だといーなー。
そーだよ、豪さんなら、こっちでライブもされて、一石二鳥じゃん。

もしかして、エイサーの地唄者さん?
それとも古典なら、組踊の伴奏とか教えてくれるの?


きゃー。
考え始めると暴走モードにスイッチが入り、さとこ大興奮。

ウキウキとぱにーニィに報告。

ぱにーニィが、早速オープンキャンパスの問い合わせをしてくれた。
事務局の方が受け答え。

「どんなカリキュラムですか?」

「今は夏休みで、9月から始めようかと。
三線は二本買ってありますよ。
ギターをやってる生徒が関心あるみたいで、ぼくの友人も三線を覚えたから、都合がつくか問い合わせ中で…」

先生、ギターの人なの?
ってことはポップスなのかな。
…もしかすると、タブ譜?

「工工四から指導していただけるんで?流派とかはどちらの?」

「流派?あの、言ってもらえばその曲を教えてあげますよ」

は?
新人賞とりたいとか、基礎を学んで沖縄に行って働きながら民謡酒場で歌うとかの人が習いたいと言ったら、どこの流派の工工四で教えるのかな?

琉球古典なら、野村流か安冨祖流だし、沖縄民謡なら、ぱにーニィが「チブル先生」と崇める誠小の登川流、前川流や屋良流。
八重山民謡なら、大浜用能流や安室流。


「いや、あの。希望者が集まれば開設を検討して…」

この人、ユクサー?
それで、ななじゅうまん円も授業料を取るのですか。

とりあえず、わかりましたー、どもども、で電話を切る。


母に聞くと、「大学と一緒なんだから、先生は常勤じゃないもの。事務局の人はわからんわよ。でも、先生は素晴らしい人が来るの。カワノさんて先生だけど、お母さんわからんわ。三線に古典があるなんて知らんもん」

なんで19世紀まで王国だった国に古典がないわけよ。
王宮の伝統音楽の御座楽とか有名じゃん。

大和だって、伝統音楽なら今様から始まってるし、筝の古典で三味線習ったでしょ。
三味線は琉球から入ってきてるのにから。

それなのに「三本しか弦がないから簡単らしいがん」て誰に聞いたわけ?
確かに、小さいから、わたしにとっては三味線よりは扱い易いってのはあるけど…。
以前、津軽三味線したかったけど、さらにでかくて手に余るんだもん。


少し悲しくなってきた。
「んじゃ、わかりませんから、わかる者から返事させるって言ってくれたらいいのにね。」

「だからよー。(とは母は言いません)」


にゃーほど。
もしかして、ぬか喜び。

風の生まれる島の唄者さんの演奏に惹かれて、その民宿に押し掛けて1日中ついて回ってたけど、「自分は遊び三線だから、変な癖をつけたらいけないから教えられない」と言われた。
その代わり、演奏聴き放題、一緒に弾き三昧の3日間で、帰りたくなかったけどね。


三線の先生のお宅を訪問したけど、やっぱりまず工工四から教えられて、演奏までたどりつけなかった。

それくらい、みんな大事にしている伝統を、そう易々と教えられるわけがないわさ。


沖縄バンドリーダーの三線道場で一緒にいろんな曲を覚えたほうが数段いい。
ぱにーニィ、「ワンが、リーダーの教室通って、工工四覚えて教えに行きたいな。はっさ、だめじゃん。ワンはロックな人だから、裏打ちリズムしかとれんが」
しにウケる。


母、「あんた、それよりナガタ先生って知っとる?コードを教える先生」
ギターコードのことかね?

「それそれ」
…コードだけを教える?

「うちの音楽院、ギターも作らしとんなるのよ」
確かに、クラフト科はあった。
でも、半蔵自動車に出入りする人は自分で作るし、半蔵さんの調整やリペアは最高だよ。
半蔵さん、リペアの先生になんないかなー。


今度は、違う方向に暴走し始めるさとこなのでありました。

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[2013/08/23 10:41] | ・うちなんちゅ追分 | page top
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