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心細いはてるま母。
伯父の四十九日法要は


姪の端井夫妻は欠席だそうなので


さとこも仕事を理由にして
辞退しました。


はてるま父母が
家族三人一緒に出席すればいい、とさとこも頭数に入れてくれるのはありがたいのですが


長年の介護疲れが溜まっている伯母一家としては

死んだ甥の嫁まで来ない方が
気遣いなく会話できるでしょう。


第一、はてるま母の通院やら入院が未定の状況なので


そっちのスケジュールを優先に考えなくてはね。




そのはてるま母の国立病院受診は


7月の第4週に決まりました。


義母から電話で 「当日は、端井の婿がお前のアパートまでわしを送って下ろしてくれるそうだ」


ん?
それって、義妹夫妻は同席しないってことですか?


義母 「端井には来てほしくない。
わしの身体のことだ。端井が来るならわしゃやめる。」


まってまって。

看護士してる娘を差し置いて

さとこにはそんな話を進める決定権はないよ。


さとこが困惑しながら、
端井さんがいないと無理ですよと言いかけるのを遮って

激高する義母の怒声。

「ほんならやめだやめだ!電話切るぞ!」


こうなると売り言葉のシャワーで

一言も口を挟ませなくなる義母なのです。



なんぼ泣きつかれても

威嚇されても


身内が他に誰もいないならともかく


判断を任されるべき立場ではない人間が
付き添うわけにはまいりません。


数年前のさとこなら
パニックになって安定剤多種乱用とかカッティングとか
何ぞしでかす困ったちゃんだったと思いますが


きっぱり意見を言いましたよ。


さとこ、強くなりました。<(`^´)>エッヘン


長男とおるちゃんがいてくれれば
「やかましいわ!ばーちゃん、黙って俺の言うことを聞け!」の一喝で収まるんだけどなあ。


…トホホざます。




翌朝。
端井の夫君が電話くれました。


どうやら、先日、胃カメラ検診の結果を聞かされた時
母娘のバトルが展開されたらしいのですって。


端井夫君が言うのには

「うちの嫁さんは医者よりも口が立つから

ばーちゃんが口を挟めんままに
わけのわからん専門用語が飛び交って

ただでさえ不安なのに自分一人が蚊帳の外状態で、
ばーちゃんはすっかり怒ってしまった。


せっかく軽いうちに病巣を見つけてもらったのに


こんなことでは治る病人も治らなくなるから
うちの嫁さんは受診に同席しない方がいいと思う。


さとねえがばーちゃんの身になって

不安な気持ちに共感してくれたらそれでいい。」


そうだったんすか。


さとこは大事な話を覚えていられる自信がないし

家族で判断しないといけないことに関しては
さとこの立場では口出しできないよ。


それでもいいなら、
ふたりで行ってきますね。




夜、義妹からも「負担かけるが頼む」と電話がありました。

「うちは、父母も死んだ兄も、誰も人の言うことを聞かん家族だ。
さとねえはそこに嫁いできたんだから仕方ないと思ってほしい」


ひええ。

大変なことになってしまったなあああ。 _(:□ 」∠)_


ぱにーニィが
お医者様の話を録音するようにとボイスレコーダーを準備してくれて


何回も予行練習を重ね


さあ、心構えは整いましたよ。





そしていよいよ
はてるま母の国立病院受診前夜。


思わぬ展開がありました。


端井夫君がはてるま母を乗せて
さとこを迎えに来て

一緒に付き添ってくれるらしい。


義妹は休みだけど自宅待機。


よ、よかった~ 。。゚(゚^∀^゚)σ。゚


端井夫君がいてくれれば
大船に乗ったつもりでいられます。




3人揃って病院に向かう車中で

義母のケータイに着信があり、


何かな?と思ったら


留守番している義父から
「わしは胃が痛い。胃癌だと思う。早く帰ってきてくれ」という電話でしたよ。


ピリピリしている妻の神経を逆なでし
火に油を注ぐ

いい度胸のはてるま父であります!!




国立病院の待合室はいつも超満員。


固い表情の義母を挟んで座って
コソコソと無駄話をしながら順番を待つ。


3人一緒に診察室に入り、

先生の承諾を得て
ボイスレコーダーにも録音させていただきました。


さとこの覚え書きとして細かく記載させていただきます。
 ↓


「画像診断の結果、8mm程度の窪みがある。

腺腫だと思うが 
胃体部早期胃ガンの可能性があり。

ピロリ除菌をした人は癌が一見してわかりにくく、
癌があっても生検査の大きめのひとかきで取り除けてしまう、『ひと掻き癌』と呼ばれる状態の小さいものの場合がある。

前回検査で取り除けている場合は
いざ手術しても見当たらない。

そうなると
入院しても調べた結果が空振りで

一泊二日の検査入院で終わるという場合も考えられるから


検診から1ヶ月経過しているので

その後どうなっているか
まずこれから胃カメラやってみますか。


生検はしません。
癌が育っていたら予定通り入院の方向で。


見つからなければ半年後に再検査ということで
如何でしょう。」




診察を終えて
採血、検尿などを済ませ

検尿するなんて言われてない、とか、いつまで待たせるのか、とか
不平タラタラの義母をなだめること1時間強。


とうとう順番が来て
義母は胃カメラを撮るために検査室に消えて行きました。


時刻はお昼をとっくに過ぎています。


当分出てこないだろうから、端井夫君、どっかぶらぶらしてきていいですよ、と送り出した途端
義母がドアから出てきましたよ。


えっ。もう終わったの?


終わった…のではなくて


血圧が220に跳ね上がり

30分ぐらい待っても全く下降しないので

内視鏡検査は中止になったらしい。


義母、完全な白衣高血圧であります。


先生と検査室とで相談して

麻酔をかけてまで検査をする緊急性はない。今日は見送ろう、
ということになったらしい。


嫌なことが中止になった途端
満面の笑顔でおしゃべりがもう止まらない義母と

気が抜けた状態の端井夫君とさとこ、3人は


再度診察室に呼ばれます。


先生、びっくりしてしまって

「いままでの血圧データではいつもここまで高くないのに。
そんなに医者を信用してないの?」


「信用してなかったら毎月来てませんよ」なんて
別人のように冗談を飛ばしまくる絶好調の義母なのでした。




先生のお話、覚え書きその2。
  ↓

「粘膜内の癌の可能性はあるが
まとまって増殖するタイプの分化型の胃ガンだから
リンパに転移するようなことはないと思われる。


3か月後、
今度はこんな大病院ではなく、普段行っている主治医のところで
もう一度胃カメラ検査をしましょう。


結果、手術となれば
内視鏡手術の1日前に入院し、術後一週間様子をみるので、
9~10日間の入院が必要になります。」



次の検査の後、必要であればすぐに入院できるように

入院必要書類をもらい、
医療福祉支援センターで入院の説明も受けました。




そして、


その再検査がなんと、


10月の第4週、故とおるちゃんの命日と決まりましたよ。



故とおるちゃん、

お母さんを守ってよ!!



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