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里の母のごはんに思う。
岩合さんの写真展に行って、
故とおるちゃんそっくりのファイル見つけましたっ

岩合さんのにゃーさんファイル

あごのぷっくり感と丸い指こが、亡夫と同系列ですわ




今日のおかずはキャベツとお揚げの卵とじの予定でしたが

里の母から差し入れが届いて、一気に品数が増えましたのよ。

赤貝と茶わん蒸しとお芋

お正月に義姉が炊いてくれた赤貝がとても美味しかったと言ったもんで、
早速こんなことです。


寿司屋の湯のみの特大茶碗蒸しは、冷凍の銀杏を使い切る目的なので
1つあたりに15個ぐらいは入っています。

…半分でお腹いっぱい。




里の母、こうして、さとこが好きなものを届けくれてますが

小さいときは、こんなわがままは通りませんでしたね。


残さず食べるまで、家に入れてもらえなかったことがしょっちゅうでした。


井戸のモーターの音に紛れて、背中の闇の向こうから何かが迫ってきているような気がして

怖くて台所のすりガラスの向こうに人が動く気配から目を離さなかったこととか、

足の裏にべったりくっついている濡れた黒い砂の感触とか


今も思い出してゾワゾワします。


さとこは好き嫌いが多い子供で

食感や匂いで気持ち悪くなっては、簡単にオエーってなっておりました。


苦手なものは

 いつも飲まされていた、すり下ろしたニンニクを蜂蜜にまぜたやつ

 白ネギのとろとろの部分

 トマトの種の部分のぷるぷる

 人参の皮と葉っぱの臭い

 玉ねぎの根っこが生えている茎の部分

 生のかぼちゃの種の匂い

 蕪、芽キャベツ、クワイ、数の子などの苦みがあるもの

 イワシとコノシロは小骨が多いから生食は酢ジメでないとダメ
 
 ほうれん草も歯の裏がざらざらして嫌だし

 シイタケのぐにぐにした感触とか

 鶏肉の皮の羽のむしり残しは、つまんで引っこ抜いてたら「神経質だ」って

 イワシのつみれは、しっぽや背骨やヒレが突き出していて喉に刺さるから崩したら怒られた


給食でもトマトが食べられなくて

掃除の時間まで残されて
机を全部教室の後ろ側に片付けられた間に挟まって座り
床の濡れた雑巾の臭いの中で
涙にまみれてゲーゲー言いながらちょっとずつかじっていたことを思い出します。


大人になったさとこが、こんなに何でも食べれるようになるの知ってたら

母も担任の先生も、あんなに苦労しなかったんじゃないのかなあ。




里の母は、インパクトが強いものを、とてつもない量を与えてくれるのが欠点です。


さとこの顔ぐらいある、まん丸くてずっしりと重い『ばくだん』。
中のゆで玉子も、2Lサイズです。

8等分して3回に分けて食べたけど、
これが三個もあって…。


甘くて濃い味付けなので少しなら美味しいけど
三個全部無くなるまでに、ずいぶんかかりました。

ばくだん


「一生のうち一回ぐらい高級ハム食べてみなさい」ってくれた、
にまんにせんえんもする、ハイリホーなはむ。

ボンレスと戯れる

一切れでいいのに、こんなにもらっちゃって


ざっくり切って、贅沢にかぶりつく。
ハイリホーのハムステーキハイリホーのハムステーキ実食

お洒落でなくてすんません。

最後の端キレも豪勢にサイコロステーキにしました~

ハイリホーなサイコロステーキ


お弁当屋さんで間違って作られたらしい沢庵の中巻きを発見して
最高に幸せな気持ちで食べたって話したら

さらにでっかい沢庵太巻きを作ってくれましたよ。

沢庵太巻き

ぱにーニィは沢庵ダメだから、これはすべてさとこのおなかに。


鶏胸肉ハムをひとかじりしてしまってから、気づいて写真撮りました。




食べ物を人にあげるときって、

こぼれたりしないように密閉できる入れ物で、
更に入念にポリ袋に入れるとかの対策をとるのが一般的じゃないかと思うのですが

里の母の場合は、ちょっとちがう


以前、大祭のおさがりのハマチをはてるまの家に届けるようにと持たされた時は

氷が融けた水がトロ箱の水抜き穴から出て

シートに生臭さが滲みこんで
吐きそうだし情けないしで


しかも、はてるま母は山育ちで大きな魚なんか捌かないから
こんなものどうせえっちゅうだと絶句


知り合いの旅館に持って行って
捌いてもらうかわりに四分の一身だけもらって

残りはアラごと全て贈呈して帰ってきたですよ。




とおるちゃんとさとこの巣に
石垣の友人、由布人センセーが泊まりに来たとき。


自立歩行ができない巨漢の由布人センセーの介護&看護の数日は
まるで夢の中の出来事のように、非現実的に強烈な記憶ですが。


なんか協力しようかと申し出てくれた母に、「山椒とシメサバが入ったちらし寿司だけお願い」、と頼んでの歓迎会のはずが、

由布人センセーも大量の食材を持って来てくれて


全く食べられないさとこも含めて
由布人センセー・普久真さん・ぱにーニィ・ぴよ子さんでの5人のメニューは


・わらびとシメ鯖とゴーヤーのマヨネーズ和え

・炭焼き鶏皮と新玉ねぎの炒めもの

・なーべーらー んぶしー

・スーナ(ツノマタという海藻)と島ラッキョウのサラダ

・沖縄天ぷら(カジキ、白子、島ラッキョウ)

・わらびの味噌汁

・あじの刺身

の7種類の料理が並んでいるところに


母お気に入りの皿に、美しく飾りつけをしたちらし寿司だけでなく

煮もの・サラダ各6人前(とおるちゃんのお供え含む)が四つの餅箱に入って用意されていて


テーブルに載らず、
冷蔵庫にも入らず
歩く場所も無くで


サラダも
ドレッシングがかかり、銘々に少量を大皿に盛り付けた完成形で届くので、
その時に必ず食べないと味も色も悪くなっちゃうから、さらに困る。


そんなわけで
母に何かをもらうときには
相当の覚悟が要るわけでございます


受け取るときにもね

里の母 「これ、大切な器だから割りなんなよ」

って、そんなもんに入れてくれんでよっ ムキーッ! o(`ω´ )o


そして、
何ヶ月も経ってから突然「あのお皿、あんたに持たせてから返してもらってないよ」だなんて
言われたりもするけど

そんな貴重品、預かるのも持つのも嫌だから
とっくに返しとるわ!


そういうわけで、食器を見るだけで不安になるさとこは、
なるべくプラスチックしか使わないことにしていますのよ。




先日、里を覗いたら「あらあんた、ちょうどいいところに来たわ、お母さん大失敗したに」って


NHKの『あさイチ』の「ポリ袋で簡単!おうち肉まん」を真似て作ったはいいが
分量を増やしすぎてポリ袋では材料が混ざらず
カッチカチのタネになってしまったらしいです。


水餃子みたいに茹でたらどうよ、と薦めて
茹で団子をもらって帰りましたよ。

茹で饅頭

普通に蒸したやつも、
見かけは鬼饅頭みたいだけど

どちらもモチモチして美味しく


問題は、

大量過ぎて
食べ終わったあと、真っすぐ身体が起こせないぐらい苦しかったことです。

鬼饅頭




こんな感じで、里の母には翻弄されまくりなのですが


母、すでに82歳。


このやりとりが、いつかはなくなると思うとね…


さとこは、母より長生きしない計画だったから

避けて通れる問題だったはずなのですが

今はもうそんな甘いことも言っておれず


将来の別れを受け止める覚悟ができるかどうか


難しいところでございます。
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[2018/01/27 04:07] | ・過去のあたす。 | page top
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