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もうすぐお彼岸が来ます。
秋のお彼岸からこっち、 いくつも別れがあり さとこの雇用主様の奥様であり、とおるちゃんの雇用主であるK理事長も 昨年11月、身罷られてしまいました。 雇用主さまご夫妻には 言い尽くせぬ恩があるさとこ。 とおるちゃんの事故後まもなくのことです。 深夜、ほろ酔いで足取りもおぼつかない状態で帰宅される雇用主さまと、偶然すれ違ったところ 暗闇のなかのさとこの顔をみて 「おお、はてるまか。 わしゃ、お前の為ならなんでもやっちゃるぞ。遠慮なく言ってこいよ」とおっしゃったのです。 自分とこの従業員、700人もいるのに、 ひとりずつの顔と名前を覚えておられるなんて。 そして、奥様のK理事長は、 とおるちゃんの通夜と告別式だけでなく 初盆にまで、はてるまの墓にお花を手向けにきてくださいました。 スタッフの初盆に直々に足を運ぶ大会社の社長がいるでしょうか。 しかも、こんな山奥まで、はるばる! さとこは、この情に厚い方々の下で働かせていただけたことを、どれだけ誇りに思っていることか。 とおるちゃんも幸せだと思うなあ。 ![]() 2013年に雇用主さまが亡くなられたときは 訃報を聞いてご自宅前まで飛んでったものの、 どうしていいやら途方に暮れてウロウロしてたら ご家族に見つかってどーぞ入って入って、って言っていただいちゃって 安らかなお顔とお別れすることができたけど このたびのK理事長の場合は さとこ、退職してから七年も経つし 納棺からお通夜までの間には ご挨拶する時間がいただけたんだろうと思うのですが 出棺の時も、 法人を一巡されるので お見送りに参加できるかもと思うのですが すっごく悩んだ挙句、諦めました。 おネギの出荷がピークで、先輩方は過労で満身創痍。 さとこなんかが二日間連休をもらうわけにはいかない。 告別式の日だけ、半日お休みをもらえないかお願いしたら 社長さんが 「早朝5時から12時まではどう?」って丸1日の勤務にして下さって。 すっごくラッキー(゚∀゚) フレックスタイム制にもできるなんて なんて恵まれたお仕事環境なんでしょう。 告別式は14時からだったから 帰ってお風呂に入る時間もありましたよ。 K理事長は社葬なので かなり大きなお式になるはずで 案の定、葬祭会館から少し離れた造成地に 臨時駐車場が準備してありました。 一旦そこに入って様子を伺っていると どうやらシャトルバスが送迎してくれるみたいです。 でも、BMとかアウディとかハスラーとか そんな高級っぽい車がじゃんじゃん押し寄せてきて みるみるうちに臨時駐車場はいっぱい。 もしかして、お医者さんとか議員さんとかばっかりじゃないんですか? 軽バンさとこ号はいかにも場違いなのですが 奥に停めちゃったもんだから閉じ込められて でも、お偉いさんばっかりのマイクロバスなんか 恐れ多くて乗れないし 葬祭会館までの国道も、駐車場に入ろうとする車が数珠つなぎ状態で とってもじゃないけど足がすくんで歩けない。 ぱにーニィ、ぱにーニィ、SOS!SOS! 下手の車道に出て、信号機の生け垣に隠れてたら ぱにーニィのラスカル2号が、すぐに拾いに来てくれました。 お昼ご飯を食べに行こうとして、 ちょうど近くを走っていてくれた模様です。 ぱにーニィ、ほんとにありがとーっ ![]() 会館付近の交差点も 交通整理のスタッフが沢山おられるけど、 丁度、バイパスからの降り口の複雑な側道と交差する地点でもあるため 付近は、全く車が動かない状態。 通行の邪魔にならないところで降ろしてもらって 無事に告別式に間に合いましたよ。 会場の外にはテントが張ってあり 参列カードを事前に書くコーナーが、六つぐらい作ってありました。 館内の受付も いくつも準備してある上に 念入りな配慮で、まったく混雑はなく 穏やかで静かな時間。 お手伝いに来ている職員の顔ぶれはずいぶん変わったようだけど 7年前から変わらない、懐かしい方々とも再会でき いろいろな思い出がよみがえります。 さとこが心を病んでいることを知っている同僚が ずっと隣にいさせてくれたので 式典の間中、写真コーナーの側に立って、 いろんな写真をゆっくり堪能することができましたよ。 告別式開始後も、やってくる参列者は後を絶たず 多分、1,000人はいないだろうけど 席が足りないどころか 式場に入りきれず、外に立っておられる方もあったのではないかな。 この分だと 車が停められなくて、たどり着けなかった人もいるに違いない。 さとこは ぱにーニィが居てくれて、ホントに恵まれていましたね ![]() 喪主さんが挨拶の中で 「後ろで長時間立っておられる方々にも申し訳ありません」と 気が動転しているのが当たり前なのに、 さすが、上に立つ立場の人ってすごいなあと感心する。 さとこ、同い年なのにこんなことで情けない・泣 喪主さんの機転で ご焼香は、後方、立っている人から順にということになって さとこも、列に加わります。 会場の外に出ると お花を受け取るテントが準備されていて そばに臨時駐車場行きのマイクロバスが待機している。 おおっ!なんてタイミング 即座に始発のマイクロバスに乗り込み 次々に帰ってこられる人たちの津波に呑まれるまえに 間一髪で臨時駐車場から脱出できましたよ 混乱の中にあって さとこは、全ての段取りが出来ていたようにスムーズに お別れをすることができました 故雇用主さまの月命日の28日など、 思い出すとふらりとお墓参りすることにしているのですが 今度のお彼岸には もうご夫妻仲良く、一緒に過ごしておられるのですね。 改めて、ゆっくりお礼を申し上げに伺いたいと思います。
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