探し続ける、さとこの夢。
不眠に悩んでいた時期がウソのように

今は、
自分で気づかないうちに寝落ちしている さとこ。


隙あらば
夢の世界に入り込んでしまうようです。





さとこは里の家にいる。


ご近所さんがどうやら火事らしい。


屋根の向こうにオレンジ色の火柱がそびえ

ふわふわ舞い飛びながら
目まぐるしく赤から黒へと変化する火の粉

黄色く湿った煙は
らせんを描き、まるで意思があるようだ


さとこが車から降りた丁度その時

タクシーが横づけしてきた。


後部座席の窓から頭を出したのは ぱにー二ィ

「危ないだろうが。こんなことだけん、運転なんかさせられんだわ」って。


さとこ、タクシーに積み込まれる


タクシーは民家の間の細い道を抜け
県道に出て、左折。市街地方面へ


どんどん里の家から遠ざかってしまうよ


待って待って

さとこ、車の後部の窓、開けたままだったし
ケータイも財布もクスリもないよ


運転手さんとぱにーニィに

止めてください
Uターンしなくてもいいから、とにかくここで下ろしてくださいって


足ダン
こぶしドンドンしても

ウンウン分かった分かったって聞き流されて


これは飛び降りるしかないとドアを開けるけど


丁度そこが水道工事中だったり

スクーターやシルバーカー押してるお年寄りさんが点在。


巻き込み事故を起こしそうで


困った
どうしたらいいの


解体作業中で半壊状態の家の前を通り過ぎる時
二階から屋根を滑って 子犬が落っこってきた


タクシーの開けたドアの中へ
コロコロと転がってきて


止めてー!って更に強くお願いして

タクシーがやっと止まった


お母さん犬とその家の小学生の兄妹が心配そうに見ている。


さとこが子犬を差し出すと、

お母さん犬がくわえて運んでいき、
大事そうに舐めてあげている


子供たちも笑顔で礼儀正しくお礼を言う。


無事で良かったわー


んで改めて


下ろしてーって
わあわあ泣いてたら…




ぱにーニィに起こされたですの


「それは夢です」だって。

えっそうなの?


どうやら、ぱにーニィんちで晩御飯のあと
気を失っていたらしい。

ビックリ(@_@)


これ、ぱにーニィがいつの間にか写していた
クロエに添い寝してもらってる図
 ↓
添い寝のクロエ

さとこ、クロエ抱いてるから
子犬の夢見たのかな




また、ある日の夢は。




列車に乗って
車両間の連結部分の貫通幌に立っている さとこ


飛び去る景色が 隙間から見える。


次の駅で降りるんだけど

荷物を持っているはずなのに手ぶらだ。


どこに置いたっけ

急いで探さないと。
困ったなあ。



いつの間にか場面転換していて


里の教会の前に到着した。


壊して新築にする最中とのことで

出入り口がなくなっている。


どこから入ったらいいのかな


さとこの工具はどこだ?


母が「あんた、お父さんにごあいさつしなさいよ」って


そういう父は
段ボール箱に入ったままだ


開けてみたら

あらっ
お腹から内臓がはみ出してるよ


このままそっと
病院に持って行ったほうがいいんじゃないか


父が入った段ボール箱を
台車に載せてゴロゴロと歩き始めたら


舗装もしてない土埃の田舎道のはずなのに

あたりは商店街になっていて
筝のBGMが流れている


おばあちゃんに連れられた幼い女の子がいたので

呼び止めて、お菓子をあげた


展示場の試乗車が通り過ぎた


おっと、マンホールの蓋が吹っ飛んで


跳ね回る大量の水とともに
下り坂を押し流されていく試乗車


大丈夫かな




場面はまた替わり


とおるちゃんと音楽仲間と温泉に向かう。


「小泉の湯」と書いてある暖簾の前に止まって
ここだよここだよ。


見上げると、立派な木造の温泉旅館。

たぶん、12階建てぐらいじゃないか


とおるちゃんは白のスターレット。

遠く海まで見渡せる 屋上駐車場に停めて


みんなで 吹きさらしの木造の外階段を
ジグザグとひたすら降りた。


ひとりしか通れない幅の階段、
すれ違えないから

上りと下りはそれぞれ別なのかな。


2階のフロントで各自チェックインしてから

湯浴み着に着替えて集合する


何十畳もある広い座敷が休憩室らしい


お盆に伏せてある湯呑みに
大きな土瓶から番茶を注ぎ
みんなに配った


とおるちゃんの友人K氏が
ブルーな面持ちで「僕たちどうやら離婚の危機のようです」とつぶやく


かける言葉が無く
だまってお茶をすする仲間たち。


さあ、みんなお風呂で気持ちをほぐそうよ


みんなと別れてさとこだけ女湯へ向かうが

あらっ
カランを回してもシャワーが出ない


ええと、さとこの工具は

駐車場の車の中だっけ?


着替えと鍵がある部屋が何階なのかわからない


館内をウロウロ


廊下を間違えて

階段ではなく
古い木の梯子に出た


磨滅していて滑りやすく
ギシギシときしむ


降り始めると
振動でだんだん大きく揺れ出して


横木を握る手が汗で滑る


足がすくむ


下が見えないので
足先で確認する。

次の段はどこだ?




いつも何かを探して困っている さとこ。


その点については

現実でも夢でも
あんまり違いがありません

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[2018/01/16 04:03] | ・今朝も、スンゴイ大変だったんです(夢 奇稿 … カオス) | page top
いろんな生き物が登場する、さとこの初夢の数々。
色とか 天候とか 風景とか

書くのも読み直すのもめんどくさいぐらい細かいところまで
鮮明に記憶しすぎていて

でも、ぱにーニィに聞くと「それは夢」だって。


どちらかのブログさんで読んだけど

ナチスの拷問に
脳波を取り、夢を見終わった時点で
その人を起こして、夢の内容を詳しく聞くってのがあったそうな。


一日3回くらい毎日そんなんしてると
頭がおかしくなっちゃうんだって。


だからさとこはポンコツなのね~


以下、色が違う部分が夢みたいです。






見おぼえない家だけど、どうやらはてるまの家という設定のおうちにて、
接客中のさとこ


お客様の湯呑みのお茶に
うっかり水を注ぎ足してしまった

縁起が悪いから入れ直しますね


捨てるところがなくて

玄関を出て
草を踏み分けた小道を辿り
張り巡らされた柵の木戸を開けて
更に畑を通り抜ける


削り取られた赤土の崖に
『ドーモー』だか『モードー』だかいう珍獣が住んでいて

「奇跡の動物 こちら 」って看板があった


細かい毛に覆われた細長い吻をゆらゆらと振り回し

吻と同じぐらい長いしっぽは、
真ん中あたりで一旦細くなって、また先っぽは膨らみ、
薄いラクダ色の剛毛に覆われている


体は岩に隠れて全身が見えないが
たぶん映画に出てくるステゴサウルスくらいはあるんだろう


あの口だと、蜜が主食なのかな

でっかいけど、穏やかな性格っぽい


ショートパンツにサンダル姿のアジアの女性20名くらいのツアー客がいる

ガイドさんが二列に並びましょうって拡声器で叫んでるので
説明が始まるのかなと思って、最後尾にまぎれてみた


どうやら誰も興味がなく、次の観光地に行くだけみたい


列を離れて、
再び、手に持ったゴミ袋を出しに歩き出すさとこ


一段ごとの高さがかなり厳しい崖の階段を降りたら、目の前の国道は渋滞していた


下り坂の踏み切りがあって、気づけば車のハンドルを握っている

ブレーキを踏み込んだつもりが
停止線からじわじわと前に出て、焦る焦る


足元を見ると
毛布が落ちて、踏み込む足のスリッパにひっかかっていた


どうしよう

進退窮まった




目が覚めて考える。


あのドーモーだかモードーだかは
学生時代に買ったこんなのに出てきてそうだな。
  ↓
アフターマン

時間ができたらまた読み直してみよっと。





再び入眠すると、さっきの続き?





人気のない寂れた町中の参拝道までやってきた

見覚えがあるけど知らない町


ゴミ箱にごみを捨てて、戻る帰り道で再び迷った


同じような構えの店と、同じような小路ばかりで
曲がり進んでしばらく行かないと、区別がつかない


祭の剥げかけたポスター


すすけた硝子戸の向こうにも、明かりも人の気配もない


表通りから一本裏に入った道に、
市営住宅と思われる2階建ての家が、等間隔で建っている


どうやら、以前、義父母とお葬式行った夢を見たときに通ったところだな

あそこの路肩に車を停めたっけ


ここからなら
さとこの知っている場所に帰れるはず


そびえたつ岩山を目印に進んだが、

今日は中腹まで厚い雲が被さり
裾野しか見えない


山全体が仏様の立像の形に彫ってあり

膝から下の衣の裾の部分だけが見えている


あまりに大きいので

全体が見えていなかったから
今まで気づかなかったのね




雲が晴れるのを待って全体を写そうとスマホを構えていたら
残念、目が覚めてしまったことに気づいた。





トイレに行って、またまた眠る。




いくつもの自動ドアとジグザグに曲がる無機質な廊下を抜け

厨房に入ったら
壁も床も調理場全体が血糊でべっとり


何があったのか

被害者も犯人も、

誰の姿もない


となると、
死体は貯蔵室か?

それとも冷蔵庫に?


開けるのをためらい
お互いが「どーぞあなたが」「いやどーぞそちらから」と譲り合う、さとこと警官。




目が覚めてから考える。

さとこの職種はなんだったんだろう。

生きてたら、申し訳ないことしたな。


早く戻って開けてあげないと。





厨房には戻れず、
今度はポスティング中の設定なのか


ポストを探して

雨が上がったばかりの水たまりを避けながら

うっかり敷地の内まで侵入してしまった


気づかれて「何ですか」と言われてしまったので

屋内の階段をトントンと途中まで上がって
階段の上段に腰かけて赤ちゃんをあやすお母さんに御用聞き


他動石新人類っていう (注:そんなのはありません)
地球で生まれた第一号の赤ちゃんなんだって


お母さん、平均的な地球人に見えますけど
ご主人は、どっかよその星の人かなんかですか


赤ちゃんの肌は真っ白で、

ふくよかだけど弾力がない体は

手塚治虫さんの漫画『ブラック・ジャック』に出てくるピノコの合成繊維の皮膚みたい


あちこちがペコペコと音を立てて
膨らんだりへこんだり

自在に動かせるんだ

かわいいねえ


じゃ、お母さん、わたし、かわりに、まずはそうじ機でもかけますわ






場面は変わり、
川岸を歩くさとこ


川幅はわずか2m足らずしかないのに

向こう岸が
圧雪でどこもかしこも白く凍り付き

町の機能が停止して静まり返っている


川の水もシャーベット状態


JRの駅の右側に立ち並ぶ巨大なタンクの継ぎ目から水蒸気が吹き出しているなと思ったら

ボコリボコリと沸騰し始め、

パイプが撥ね飛んで黒い水を噴き上げた


連鎖的にタンクが次々に爆発


大惨事になってしまったぞ


避ける場所もなく、熱湯を被るさとこ


ちょっとやけどしちゃったか?


…あれっ?

ちょっとやけど?


そんなもんか?





気づいたら
電気毛布と綿入りの作務衣の中で
汗だくになっておりました。


所変わって、
ぱにーニィんちはもっとアツアツです。


布団乾燥機 『ボンバーガール嬢』 のおかげで
毎日、エアコン要らず。

急速暖房


ウットリしているぱにーニィ。

ボンバー愛

こんなしてても
ぱにーニィは熱風にやられる夢見ないのかなあ。


とっても不思議です。
[2018/01/04 22:54] | ・今朝も、スンゴイ大変だったんです(夢 奇稿 … カオス) | page top
バスの運転手さんになりたいと思ったことはないのですが。
さとこは、夢の中でも
たいてい、何かとんでもないことをしでかしている。





今日のさとこは、なぜだか大型バスを運転しているようです。


S内科バス停前で
前方乗降口から降りてサイドミラーを磨いていたら
キャッチセールスのおばさんが背後から激しく語り始めた。


勤務中ですので、と話を遮ろうとしても

おばさんはさとこの腕をつかみ
正面に立って視界を遮る。


激しいおしゃべりが止まる気配はない。


困ったな


焦って振り向いた途端
背中を冷たいものが流れた。


なんと、今乗っていたバスがない。


まさかクリープ現象で走り出したのか

レバーをパーキングに入れてたはずだけど
ブレーキが外れたのか


背後でギャーというおばさんの悲鳴。
「アナタ、なんてことしてんの」


いや、あなたが業務妨害してるんでしょ


さとこは道路を全速で走る


おばさんが「誰か―!ひとごろしィー!」と叫ぶ声がだんだん遠くなる


すぐに追いつくと思ったのに
一向にバスの背中が見えない。


この先は上り坂だ。


坂の上の郵便局から向うの下り坂は
右方向へ大きくカーブしているから

バスはどこかで道路から外れてガードレールに突っ込んで動けなくなっているはず。


ところが下り坂にもバスはなかった。


どうか無事故でと祈るしかない。


泣きたい気持ちで

雨が降り始めた夜道を
走ったり歩いたり。


いつの間にか家までたどり着いた。


義父が「さとこさん、バスがな、えらい事件だったぞ」と
号外の新聞を渡してくれた。


カーテンの無い窓の向こうで
いくつもの赤灯がクルクル回り

暗い室内を責め立てるように照らす。


赤く染まった壁紙に自分の影が大きく映り
しゃがんで隠れた。


取り返しがつかないことをしでかしてしまった罪悪感で
逃げ場がない


知らなかったふりをしようかな

いや、あのおばさんが証言するだろう。


お義父さん、この事件の犯人は私なんです


震える手で号外の新聞に目を通すと

バスの暴走転倒炎上の事故二件が
カラー写真で大きく載っていた。


あらっ?

どちらもさとこの路線ではない。


てことは

さとこのバスはどこ?





汗ぐっしょりで気付き

だんだん、
もしかして夢だったらいいのになと思い始める。


ぱにーニィが様子を見に来てくれたので

思い切って「さとこ、バスの暴走事故を起こしてしまいました。」と告白。


ぱにーニィが、パソコンを開いて
すぐにニュースを調べてくれた。


「だいじょうぶ、さとやんはバスの運転はしてないし、そんなニュースはないよ。」


よ、よかったです。


こんな感じで

いつも何かにビビっているのが


さとこの日常です。

[2017/11/09 04:22] | ・今朝も、スンゴイ大変だったんです(夢 奇稿 … カオス) | page top
気温38℃だった日の夢
日中の気温、38℃だったらしいです。

熱帯夜の明け方の夢。




とおるちゃんはもうこの世にはいなくて
さとこは独りで、でっかい空き家の管理をしている。


天井までの高さの仏壇の棚に
小さなお盆を並べて、

それぞれにカリカリが入ったお皿とお水と、
ろうそくに火をつけ
全部で15個。


沢山のろうそくに熱されて、呼吸する空気がドライヤーの風みたい。

カリカリからも、油が回った臭いがする。

これじゃ、みんなお腹壊すよね。


まだ午後の早い時間だと思っていたのに、窓の外を見ると、もう薄暗い。

ビックリして窓を少し開けてみたら、日暮れではなく、一面の靄だった。


台所の勝手口から外に出てみた。


目が馴れて、あたりを見回すと
そこは商店街らしい。


あれっ。
うち、こんな町中に建ってたっけ。


目の前のお店の壁に
描きかけの映画看板がある。


看板絵師さんって今は少ないらしいから、
お仕事場面を見てみたいけど、

さとこ、顔も洗ってないし、髪もぼさぼさのままだ。

しかも、部屋着代わりに、とおるちゃんのぱんつ穿いてるし。


困ったな。


幸い、通りに人の気配がない。

誰かに出会わないうちに、家に帰って
身支度を整えて出直そう。


振り向いたら
古い平屋が並んで
曲がりくねった路地がたくさん。


えーと。
どうやったら帰れるのかな。


そこへ、元職場の後輩の徹子ちゃんが通りかかった。

助かった。

さとこの住むT町へはどうやったら行けるか教えてくれない?


近道は説明しにくいから
遠回りでも、大通りに出た方がわかりやすいと思いますよと、
メトロへの方角を教えてくれた。


蒸気が漏れている壁の割れ目に
錆だらけになった『地下鉄駅コチラ⇒』の矢印を発見。

ここだね。


セメントの階段を地下二階まで降りる。


その先は
スポンジみたいに柔らかくて端から崩れていく、狭い斜面になっていた。


おっとっと。


向こう側は闇に溶けて、
どこまで遠いのか。


ボイラーの鉄パイプの上をそろりそろりと渡る。


配管の蒸気が漏れる箇所をふさいであるボロ布が
水で腐ってヌルヌル滑るが、つかまるところがない。


赤いバルブの上も熱くて、
100均草履の靴底が溶けて、ビニールの焼ける匂いがした。


来るときはこんなところ通った覚えがないけど

ここを無事通過できても

ちゃんとうちに帰れるのかな?


セメントのがれきが山積みになっているホールがある。

セールスマンがナップザックを背負って立ったまま本を読んで列車が来るのを待っていた。

その奥に、じゃれ合って遊んでいる男の子4~5人。
笑い声が響く。


目につきにくい壁際に、隠れて待とう。

風がなく、汗で髪が貼りつく。


どこ行きに乗ったらいいんだろう。

不安で泣きたくなってきた。


そこへ、徹子ちゃんが心配して戻ってきてくれた。

さっきまでのタイトスカートにブレザーの制服姿ではなく、訪問着を着ている。

おりょっ。
なんて早業なんだ。


「今日は仕事おわったあとお茶のお稽古だから、
この上に制服着ていたんですよ~。」


えっ。ぜんぜん気づかんかったよ。

「さとこさんに会ったの久しぶりだから、お土産渡したくて。」

コンビニの袋に入った梅酒の2合瓶を差し出された。


わーい。ありがとう。

あのう、来てくれてよかったです。
やっぱり帰り方がわからなくて。


徹子ちゃんが、バス停まで案内してくれた。


行列に並ぶ。
こんどこそ大丈夫。


と思ったら、
ウエストバッグのファスナーが開かず、
小銭入れが出せない。


四苦八苦しているうち順番が来てしまった。

どうしよう。

ごめんなさい。無賃乗車するつもりはないんです。






場面は変わり

さとこは、事務所でお昼休憩中らしい。





非常ベルが鳴った。

パトランプがくるくる回っている。


お店に誰か不法侵入したようだ。


急いで店舗に駆けつけると

南方系の外人さんが3人、表のサッシをこじ開けようとしている。

ごみのペールがある裏口にも2人。


ひとりがさとこに気づき、
叫んでいるのか、声は聞こえない。


黒い固まりを投げつけてきた。


あっ。かつら。


バレたと知り、
反撃するのに変装を解いたらしい。


さとこは塀の隙間に隠れて
火炎瓶や弾をよける


警察が来るまで
犯人たちを引き付けていられるかなあ。


隣にいた、細身でメガネの店長が先に撃たれて倒れた。

20代のレジ担当の女の子だけは、なんとしても無事に逃がさなくては。


ぱにーニィに電話して応援を呼んでもらおう

おとりになって走りながらケータイの短縮番号を押したけど
プップップップッって繰り返すだけで、呼び出し音にならない。


ぱにーニィの電話、
勝手に電源が切れたり、通じないことが、最近多い。

よりによって
こんなときにまたかよー


手に持ったかつらを使って反撃できないか
しばし考える

思いつかないので仕方なく走る


草地に飛び込んだが
草丈が足りず、かがんだ背中が丸見えだ。

これではすぐに見つかってしまうな


河原に、釣り人の姿が見える。

とおるちゃんだ。


砂利の空き地に白いクルマが二台止まっているけど、どっちがとおるちゃんのクルマだろう。


隣に駐車したいけど
こんな道がないところ、凸凹が激しくてたどり着くまでに分解しそうだな


あっ。
とおるちゃん、いつの間にかこんな近くに。


危険なことに巻き込みたくない


無関係の素振りでノンビリ反対側に向かい、釣り人に混じる。
うまく追っ手を撒けたかな。


目の前に丁度温泉施設があるよ。

庭にホースがあったから
ちょいと拝借して臭跡を消しておこう


蛇口をひねった途端、温水が噴き出て
水圧でホースが飛び回る。


トラックの荷台に飛び乗って避けたら、
荒れ狂う龍と化したホースが
施設の窓ガラスを次々割っていくのが見えた。

わー。

どうしよう。




気付いたら、汗だまりで床がツルツル滑る中で溺れるように寝てました。

29年夏用巣箱
(お洗濯簡単お手軽巣箱。りらくまのひんやりジェルパット愛用)


あいかわらず、毎晩なにかしら困っているさとこなのでした。


ぱにーニィの電話が
勝手に電源が切れたり、通じにくいのは、
現実の問題です。


ぱにーニィ、そろそろ買い替え時ですよ。

[2017/08/22 04:51] | ・今朝も、スンゴイ大変だったんです(夢 奇稿 … カオス) | page top
現実のような夢と、夢のような現実と。
さとこの苦手なお盆が今年も近づきました。


どこのお店でも、正面にお盆用品がババーンと並んでいて、
毎年それを見るのが、淋しいんです。


とおるちゃんと海に行ってた頃は、
夏が一生続くといいのにと思ってたけど


特に、8月。
カレンダーをめくるの、大嫌い。


供養とかお墓とか仏壇とか
そんなことだけが重要な季節になっちゃって


とおるちゃんが存在したのが過去の事として語られるのが

自然の流れとして当たり前に受け流せる時もあれば
話の場から逃げ出してしまいたい時や


そうかと思えば

お気楽なままごと気分で、とおるちゃんに寄り添える新しい方法を思いついたり


それなのに、
一瞬後には
未だに受け入れられなくて
身をよじったり。


そんなある日、
とおるちゃんの夢を見られたんです。


もう、うれしくなって


さとこのこと気にかけてくれてるんかなって

ちょっと前までのウツウツがうそのよう。


それはそれは素敵で

思い出しても
まるで現実の記憶みたいに自然な夢でした。



ライブ一週間前の日のことです。



今日はとおるちゃんが死んじゃって以来の音楽イベントで、
とおるちゃんの音楽仲間が勢ぞろい。


何年も会ってなくて、みんな再会を喜んでいるけれど

笑顔も声も、
だれ一人変わってなくて


停止していた時計の針が
電池を入れ替えて、何事もなかったかのように動き始めたみたい。


とおるちゃんも帰ってきた。


いつも忙しそうで、
顔見せてくれても、すぐにあの世に戻っちゃうくせに

今回、けっこうゆっくりしてるねえ。


さとこは、うれしくてたまらず、
ずっととおるちゃんをながめてる。


みんなも
そんなさとこととおるちゃんを見比べて
ニコニコ見守ってくれている。


とおるちゃん、なに食べる?

屋台の焼きそばとか、唐揚げの串に刺したやつとか
あっちにはないんでしょう?

今日はいっぱい楽しまなくちゃ。


お供え、ちゃんと食べれてる?


さとこが外食するとき
今でも一緒についてきてくれてるの?


とおるちゃんは、笑って頷き
「太っていけん」とちいさく言った。


とおるちゃん、そろそろリハーサル始まるよ。
楽器、どれ使う?


とおるちゃんは裏口から中に入り、
押し入れをがさごそしてベースを用意してきた。


へええ。

死んでても、ちゃんとこの世の物を持ったりできるんだねえ。


生きてても死んでても、
大してあんまり変わらないねえ。


家の前の線路、
今日は特別な列車が通るんだそうで

鉄道マニアさんで大賑わいです。


とおるちゃん、生きてる人がいっぱいいるけど
大丈夫?


気をつけないと、
うっかり写真に写り込んじゃったら、
あとで心霊写真とかで大騒ぎになっちゃうよ。


とおるちゃんが段々薄れて消えていくまで
しっかりお話でき
しっかり見送りました。


よかったなあ。
またすぐ会えるといいなあ。


とおるちゃんが消えてからも

さとこは
引き続きカレーライスブースのお片付け。


さとこが慌てないように、
みんながもうほとんど終わらせてくれてあったから、

あとは
お箸とかお皿とか、
整頓してしまうだけ。


みなさん、ありがとう。

さあ帰ろう。


参加者全員に
参加記念品の無料温泉入浴チケットをもらえましたよ。


ぴよ子さん、きみんとこ家族多いから
とおるちゃんとさとこはどうせ要らないんだし、
その分も持って帰ってくれていいからね。





そして、後日。

その夢の続きみたいな出来事があったんです!


ライブ当日のことなんですけど。


楽器を搬入して、
駐車場を歩いていたら

ふいにあたまをぽんと叩かれました。


「はい?」って立ち止まったけど、

ぱにーニィが、「何?ワンは何もしてないけど」

他に誰もいないし、
セミでも飛んできて当たったのかな?


でも、足元見ても、何も落ちてないよ。

んー??


はっと思い当たりました。


これって、
とおるちゃんが「傍におるぞ」って言ってくれたんじゃないかな。


この日の最終プログラムで、
坂本九さんの『上を向いて歩こう』が流れたのですが、


さとこには、
「♫ 思い出す 夏の日 一人ぼっちの夜 ♫」 なことなんかないなあ、
と思いました。 


ありがとね、とおるちゃん。
[2017/08/01 05:54] | ・今朝も、スンゴイ大変だったんです(夢 奇稿 … カオス) | page top
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